

2025年度生化学川柳第十週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week10
先週はDNA講義第二弾、 DNAを基盤とする情報技術 について学びました。 遺伝情報の機能や機構の解明が進むにつれて、それまでは人為的に変更を加えることが困難であったゲノムの情報は、さまざまな技術の進展により改変が可能となりました。その先駆けとなったのは 制限酵素...


2025年度生化学川柳第九週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week9
先週より、中間試験後の後半講義がスタートしました。 今回の講義では「ヌクレオチドと核酸」について学びました。ヌクレオチドは、 塩基 ・ 糖(ペントース) ・ リン酸基 の3つから構成される分子で、DNAやRNAといった核酸の基本単位となるだけでなく、エネルギー通貨(ATP)...


2025年度生化学川柳第八週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week8
先週は中間試験を実施しました。 4月中旬から始まった生化学の講義も、ここまででちょうど7週間。基礎から始まり、水の性質、アミノ酸とタンパク質の構造・機能、酵素の触媒作用、そして糖質と糖鎖の生物学に至るまで、毎週ノンストップで学びを積み重ねてきました。...


2025年度生化学川柳第七週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week7
先週は糖について学びました。 糖は私たちの生命活動を支える最も基本的なエネルギー源のひとつです。しかしその役割はエネルギー供給にとどまりません。糖は構造材としても重要であり、例えばセルロースは植物細胞壁の主要構成成分であり、グリコサミノグリカンはヒトの結合組織に弾力性を与え...


2025年度生化学川柳第六週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week6
先週は酵素について学びました。 酵素は私たちの体内で起こるあらゆる化学反応を加速させる、生命に欠かせない触媒です。酵素は特定の基質と高い特異性をもって結合し、その結合の合成や分解を促進します。無機触媒とは異なり、生体酵素は37℃前後の穏やかな条件下で反応を進め、しかも副反応...


2025年度生化学川柳第五週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week5
先週はタンパク質の機能について学びました。 私たちの体内では、実に多くのタンパク質が複雑かつ精密に働いています。酸素を運搬するヘモグロビンや、細胞内に酸素を貯蔵するミオグロビン、外敵を認識して排除する抗体、そして私たちの体を動かすアクチンやミオシン。こうしたタンパク質は、リ...


葛西くん、お誕生日おめでとう!Happy Birthday Sota!
本日は葛西くんの誕生日をお祝いしました。 日野森くんからは、チープカシオと呼ばれるおしゃれな腕時計のプレゼントがありました。 シンプルながら機能的で、時間にきっちりしている葛西くんにぴったりの贈り物です。 私は、チョコレートケーキを焼いてきました。...


2025年度生化学川柳第四週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week4
先週はタンパク質の構造について学びました。 アミノ酸残基が約50個以上つながったポリペプチドを一般に「タンパク質」と呼びますが、ほとんどのタンパク質は特定の三次元構造をとることで初めて機能を発揮します。タンパク質の構造は4段階に分けて理解されており、アミノ酸の並び順である「...


2025年度生化学川柳第三週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week3
先週はアミノ酸について学びました。 タンパク質を構成するアミノ酸は、アミノ基とカルボキシ基を同時に持つ炭化水素化合物で、中心のα炭素に側鎖(R基)が結合しています。この側鎖の性質により、アミノ酸は非極性・極性・荷電性など多様なグループに分類されます。生体内には100種類以上...


2025年度生化学川柳第二週目優秀川柳賞/2025Biochemistry Haiku prize week2
先週の講義では「水」について学びました。 ただの水ではありません。生命にとって不可欠で、他のどんな溶媒とも異なる、非常に特異な性質をもった物質としての水です。 水分子は1つの酸素原子と2つの水素原子からなる極性分子で、酸素の高い電気陰性度と分子構造のために、水素結合という特...