top of page

4年ぶりの放射光施設への訪問/Trip to Synchrotron facility

本日は4年ぶりに筑波の高エネルギー加速器研究機構の研究所で、タンパク質結晶の回折データ測定実験を行いました。













新型コロナウイルスの感染拡大以降、放射光施設への入室制限があり、ほとんどの測定はサンプルを宅急便で郵送して行っていました。

リモート測定や自動測定は便利ですが、測定の具体的なプロセスが見えにくく、問題点の把握が難しい面があります。


到着後、フイルムバッジを受け取り、早速ビームラインで結晶の操作と回折測定を行いました。













久保園さんが、小さな針でタンパク質の結晶を掬っています。


結晶を掬った後、X線が結晶に照射できるように中心合わせを行います。













結晶の位置を合わせる平嶋くんと森上さんです。


その後、結晶を観察しながら回折データを取得します。













結晶の操作は細かく、注意が必要です。

操作を誤ると結晶が壊れたり、条件が悪いと溶けたり、回折強度が失われることがあります。













皆で協力して測定すると、時間があっという間に過ぎてしまいます。

実験後、卒業生の池田くんが所属する施設を見学しました。













池田くんは2年前からこの研究所に在籍し、クライオ電子顕微鏡を扱う研究員の一員です。

高価な装置の説明やクライオ電子顕微鏡の見学も行いました。




























説明が終わる頃には外はすっかり暗くなっていましたが、非常に充実した1日でした。













皆さん1日お疲れ様でした。

今回の経験を今後の研究に生かしてください。





Comments


bottom of page