今年度最後の講義/Last lecture of FY2022
今年度最後の学部生向けの講義を行いました。
3年生の選択科目「構造情報生物学」では、
冬期休暇中に”Rfreeコンテスト”課題を行います。
X線結晶構造解析では得られた回折測定データより立体構造を決定する際、
Rfreeという信頼度因子の数値が下がるようにモデルを修正します。
最初は数値が高く、電子密度もはっきりしませんが、
Rfree値が低くなるにつれて電子密度が鮮明になってしてきます。
最終的にどこまで数値が下がるかは回折データの質と作成したモデルによりますが、
一定値以下になれば公共データベースへの登録が可能です。
3年生にとって、これまで講義中のチュートリアルで行ったことを実践する機会です。
今回は39名がチャレンジしてくれました。
課題発表が12月21日で、約一ヶ月間ありましたが、
うまく行かない学生には頻繁に対応しました。
講義では解説を行うとともに、Rfree値の数値をもとに表彰しました。
今回も我々プロの研究者と肩を並べるまでにRfree値を下げてくれた学生が数名いました。
優秀な学生達には私からチョコレートをプレゼントしました。
最後は全員で写真撮影です。
今回は撮影時のみマスクを外しましたが、来年は意識しないで済むことを願っています。
皆さん4ヶ月間の「構造情報生物学」お疲れ様でした。
4月からはそれぞれの研究室で卒業研究を頑張ってください。
応援しています。
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