top of page

2026年度生化学川柳第十五週目優秀川柳賞/2026Biochemistry Haiku prize week15

  • 14 時間前
  • 読了時間: 3分

期末試験を実施しました。

今回の試験範囲は、中間試験以降に学んだDNAと遺伝情報、脂質、生体膜、シグナル伝達、生体エネルギー論です。


今回は試験期間中に行う正式な定期試験ということもあり、履修学生の皆さんは、前後の到達度評価試験を含め、多くの試験科目を抱えています。そのような中、生化学の試験は知識問題だけでなく、計算問題や応用問題、英語による出題など、多岐にわたるため、学生たちからは少々恐れられているようです。


私としては、生化学がもつ多様な側面に触れてもらうとともに、学生一人ひとりが講義を通してどの程度知識や考え方を身につけたのかを確認したいと考え、近年はこのような形式で試験を行っています。

試験開始からしばらくしたところで、生化学の講義内容に関連する英語の動画を流し、その内容について問題に答えてもらいました。普段の講義ではアンケート形式で気軽に回答してもらっていますが、試験では得点に関わるため、学生たちの表情も真剣そのものです。

初めて見る英語動画の内容を一度で理解し、設問に答えることは簡単ではありません。そのため、試験の後半でもう一度動画を流し、聞き取れなかった部分や内容を再確認できるようにしています。毎週の予習動画や講義中の英語動画に取り組んできた経験が、少しでも今回の試験に生かされていればと思います。


また、DNAに関する問題では、毎年、天文学や宇宙に関連した話題を取り入れています。今回は、1個のヒト細胞に含まれるDNAの長さと、地球一周分の距離との関係をもとにした計算問題を出題しました。

扱う数値の桁が非常に大きいため、学生たちは電卓を使いながら、一生懸命計算していました。分子レベルでは目に見えないDNAも、体全体に含まれる量を考えると想像を超える長さになります。生化学の知識を、身近な尺度や宇宙規模の数字と結びつけて考える面白さを感じてもらえたのではないでしょうか。


さて、今回は期末試験を終えた後に詠んでもらった川柳から、以下の5句が優秀作品に選ばれました。

-ひと踏ん張り 夏に向けての 大勝負

-ATP 私の脳で 枯渇する

-知識量 圧倒的増 生化学

-今回は 英語ビデオが 聞き取れた!

-生化学 頑張った分 要還元


試験直後の率直な気持ちと、これまで学んできた生化学の用語が見事に組み合わされた作品ばかりです。「ATPの枯渇」や「要還元」といった表現からも、講義内容がしっかり身についていることが伝わってきました。また、「今回は英語ビデオが聞き取れた!」という一句からは、毎週の積み重ねによる成長も感じられます。


これで、今年度の「生化学1」の講義と試験はすべて終了しました。

15週間にわたる講義では、アミノ酸やタンパク質、酵素、糖、DNA、脂質、生体膜、シグナル伝達、生体エネルギー論まで、幅広い内容を学んできました。個々の知識を覚えるだけでなく、それぞれの生体分子や反応が互いにつながり、一つの生命システムを形づくっていることを少しでも実感してもらえたなら嬉しく思います。


今回身につけた知識や、予習・復習を続けた経験、英語の動画から必要な情報を読み取る力が、今後の専門科目や学生実験、卒業研究に役立つことを願っています。


学生の皆さん、15週間の講義と期末試験、本当にお疲れさまでした。

 
 
 

コメント


Tokyo University of Science

  • Facebook Clean Grey
  • Twitter Clean Grey
  • LinkedIn Clean Grey

© 2020 by Tatsuya Nishino

bottom of page