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2026年度生化学川柳第三週目優秀川柳賞/2026Biochemistry Haiku prize week3

  • 5月13日
  • 読了時間: 2分

先週は、これから4週にわたって続くタンパク質の学習の第1回として、アミノ酸、ペプチド、タンパク質について学びました。

生命をつくる生体分子の中でも、最も多く存在し、しかも実にさまざまなはたらきをしているのがタンパク質です。20種類のアミノ酸の並び方や長さが変わるだけで、酵素、受容体、抗体、構造タンパク質など、いろいろな役割をもつ分子が生み出されます。限られた種類の材料から、これほど豊かな世界が広がっているところに、タンパク質の面白さがあります。

今回の講義では、アミノ酸の基本的な構造や性質、アミノ酸どうしがペプチド結合でつながる仕組み、そしてできあがったポリペプチド鎖が折りたたまれて機能をもつタンパク質になっていく流れを学びました。ひとつひとつのアミノ酸の違いは小さく見えても、それらが組み合わさることで大きな違いが生まれ、生命活動を支える分子へとつながっていきます。

そうした内容を踏まえて学生たちに作ってもらった川柳の中から、今回の優秀川柳として次の5句を選びました。


-アミノ酸 二十の個性で 世界成す

-水抜けて 固く結んだ ペプチド鎖

-ペプチドの 結び目ほどけぬ 未練かな

-折りたたみ 月に届くか アミノ酸

-クロマトで 電荷の違い 旅をする


今回は優秀川柳の作品をもとにイラストを作成しました。特に「折りたたみ 月に届くか アミノ酸」という一句から発想を広げ、長く伸びたポリペプチド鎖が、折りたたまれることで驚くほどコンパクトなタンパク質へと変わる様子が伝わるような絵になっています。タンパク質の折りたたみは、まさにこの分野の面白さを感じさせてくれる現象のひとつだと思います。



タンパク質の学習はここからが本番です。今回学んだアミノ酸やペプチド結合の理解は、この先に続くタンパク質の構造や機能を学ぶための大切な土台になります。まずは基本をしっかり押さえながら、少しずつタンパク質の世界の奥深さに触れていってもらえればと思います。

 
 
 

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Tokyo University of Science

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© 2020 by Tatsuya Nishino

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