2024年度バイオインフォマティクス川柳第七週目優秀川柳
先週は第3クオーター開講のバイオインフォマティクスの最終講義で、エピゲノム解析、メタゲノム解析、そしてパスウェイ解析について学びました。
エピゲノム解析では、DNAメチル化とヒストン修飾といった染色体制御の仕組みを扱い、遺伝子発現の調節がどのように後天的な要因によって制御されるかを学びました。次世代シーケンス技術を用いたBS-SeqやChIP-seqによる解析手法も詳しく解説し、先日学んだゲノム情報との比較も行いました。
メタゲノム解析では、培養が難しい微生物の遺伝子プールをどのように解析するかを学び、手法としてアンプリコン解析やショットガン解析、それぞれの長所や限界についても触れました。メタゲノムでは、得られる生物種が多様なことから、得られた配列をまとめる手法についても学びました。
さらに、パスウェイ解析では分子の相互作用ネットワークの可視化や機能未知遺伝子の同定方法について学びました。パスウェイマップでは反応経路がグラフ化され、特定の経路で機能する酵素の同定を容易にするとともに、経路が遮断された際の代替経路についてもみて分かるようになっています。
さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。
-そっくりな 双子の違いは エピゲノム
-メチル化で BSブロック エピゲノム
-メタゲノム 培養省く 必勝法
-可変部が 変わらなければ みな家族
-パスウェイで 生命システム 理解しよう
以下のイメージ図は、DALLEを使って生成したAI画像です。
双子やエピゲノム、メタゲノムなどが含まれていて、今回の講義内容をまとめたものになりました。
次回は年明けの期末試験です。
それまでにしっかり復習してテストに臨んでください。
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