top of page

2023年度生化学川柳第十三週目優秀川柳賞/2023Biochemistry Haiku prize week13

先週はシグナル伝達について学びました。


生命体は、環境中の変化を適切に感知し、その情報を細胞に伝える仕組みを持っています。

細胞内では、外部の状況に応じてさまざまなシグナルが使われ、適切に応答します。

このシグナルは、多くの場合、化学的な物質や電気信号といった形に変換されます。


例えば、血液中にはホルモンや伝達物質が循環していますが、これらは特定の標的細胞の受容体と結合することで、シグナルカスケードが活性化されます。そして、最終的には細胞が遺伝子を発現し、特定の化合物を合成・分解して応答します。驚くべきことに、この過程では、わずかな数の分子によるシグナルが、最終的に数万倍から数十万倍に増幅されます。


細胞内ではさまざまなシグナルカスケードが複雑に絡み合っていますが、それぞれがきちんと整理されているため、どのシグナルがどのような応答になるかが明確になっています。


我々の五感も環境変化の検知システムで、脳に情報が伝達されます。味や匂い、視覚や聴覚、触覚などがそれぞれの場所で受容体が働いています。


さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。


–Gタンパク 食事の美味しさ 司る

–エピネフリン 2つのメチルで アゴニスト

–タンパク質 モジュール性で 多機能に

–ペアワーク 初めの話題 超難問

–科目超え 知識繋がる カスケード


以下の写真は、以前住んでいた静岡県三島市にある桜家のうなぎです。

今年は7月30日が土用の丑の日なので、暑気払いに皆さんいかがでしょうか。














댓글


bottom of page