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2023年度生化学川柳第六週目優秀川柳賞/2023Biochemistry Haiku prize week6

先週は酵素について学びました。


酵素は生体の化学反応を促進するためタンパク質です。

私たちの体内には約2万種類のタンパク質が存在しますが、そのうちの約5%が酵素です。


私たちが接種する食べ物は酵素がなければ栄養になりません。

例えば、テーブルの上にある角砂糖はそのままでは何年も安定していますが、

酵素が働くとすぐに分解されてエネルギーに変換されます。

酵素は特定の化合物と結合して作用します。

糖を分解する酵素は糖を認識し、反応を触媒しますが、タンパク質や脂肪酸は認識せず、分解もしません。

さらに、特定の化合物のみを認識するため、ショ糖と麦芽糖はそれぞれ異なる酵素によって分解されます。


酵素は特定の結合ポケットを持ったハサミに例えることができます。

一部の酵素は単独で働き、他の物は複数のタンパク質が協力して働きます。

また、一部の酵素は補助因子を必要とします。

温度やpHも酵素の活性に影響を与え、最適な状態で働きます。

一方、酵素はタンパク質であるため、条件が変化すると変性することもあります。


さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。


–生化学 酵素の偉大さ 思い知る

–酵素かな 自分を助ける 相方は

–数億年 酵素があれば 数分だ

–夏になる 気温高くて 我失活

–なくならない 幸せ続く ハッピアーゼ


下の写真は中野にあるデイリーチコというカフェの8段特大ソフトクリームです。

これからの季節、冷たくて甘くて柔らかいソフトクリームは私のハッピーアーゼです。




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