2023年度生化学川柳第一週目優秀川柳賞/2023Biochemistry Haiku prize week1
先週のブログで新年度の講義が開講したと案内しました。
2年生の生化学1の講義では、「レーニンジャーの新生化学」という教科書を使っています。
この教科書は昔から利用されていて、現在は第7版です。
私が?年前に学部学生だった頃に第1版が出ました。
当時はコンパクトに纏まった教科書というイメージでした。
その後、生化学・分子生物学が急速に発展し、それに伴って中身も充実しています。
現在では上下2巻で合計1700ページを超える厚さです。
私の担当は上巻の750ページで、それだけでも相当な分量です。
ゆっくり講義している時間がないため、収録済みの解説動画を予習してもらっています。
視聴記録を見ると、学生によっては10回以上視聴されています。
講義では昨年と同様に英語のビデオ/クイズ、予習内容の確認を行った後、
各単元の章末問題をペアで解いてもらっています。
教科書の後ろには簡単な答えが書いてあるので、
答えの正誤はそこまで重要ではなく、お互いの議論を重視しています。
議論をすることは、受け身の授業と比較して学習内容の定着率が良いことが知られています。
皆さんぜひ予習をしっかりして、そこで得た知識を使って議論してください。
さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。
今回もオリジナルな川柳が多かったので、楽しませてもらいました。
–レーニンジャー 誰だかさっぱり わからない
–こさいきん しんかくせいぶつ ばくてりあ
–ペアワーク 私とあなたは エナンチオマー
–生化学 勉強するほど 成果出る
生きものの
化ける力を
学びたい!
特に最後の川柳は立体的で、川柳の新たな可能性が感じられました。
来週も楽しみにしています。
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