2023年度生化学1の開講/Start of the FY2023Biochemistry1 lecture series
本日より2023年度の生化学1講義が始まりました。
今年も対面形式で開講します。
下の水彩画は、David GoodsellによるSARS-CoV2mRNAワクチンの模式図です。
リポソーム内に埋め込まれたマゼンタ色のmRNAとそれを包む脂質二重膜、膜に埋め込まれたPEG分子、
ワクチンの周りには宿主細胞で作られたY字型の抗体分子がほぼ実寸大で描かれています。
doi: 10.2210/rcsb_pdb/goodsell-gallery-027
mRNAワクチンのおかげで、人類はようやくパンデミックを乗り越えつつあります。
細胞やmRNAワクチンを人の目で見ることは難しいですが、
生命現象をしっかり理解することで今までにない新たな治療や応用が可能になります。
これから15週間に渡って続く生化学の講義では、このような世界の一端に触れていきます。
皆さんにとって有益な講義になることを願っています。
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