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2023年度バイオインフォマティクス川柳第五週目優秀川柳賞/2023Bioinformatics Haiku prize week5

先週はゲノム解析を学びました。

最近の塩基配列解析技術の進歩により、さまざまな生物種のゲノムの塩基配列が明らかになっています。

また、特定の生物種において個別の塩基配列の違いを解析するリシークエンスも盛んに行われています。

こうした解析により、人種や個人の塩基配列の違いが明らかになります。

ヒトの塩基配列は30億塩基対で、データ量は約2TBにもなります。

そして、最近では唾液サンプルから十数万円で塩基配列を決定できるサービスも提供されています。


皆さんは自分自身の遺伝子を解析したいと考えていますか?

解析結果から、何を知りたいですか?

技術の進歩に伴って得られる情報の精度は向上していますが、

実施の有無や情報の取り扱いには慎重に注意しなければなりません。

また、自分自身の塩基配列がわかると、血縁関係にある親戚も同じ傾向を示す可能性があるため、影響は自分自身にとどまらないことも考えられます。私自身はまだ迷っている段階ですが、病気のリスクや個別医療が必要になった場合には検討するもしれません。


さて、先週の優秀川柳は以下の10句です。


-未来へと 繋ぐ一歩 サンガー法

-DNA 読めても心は 読めないか…

-ショットガン 粉砕しても まとめます

-ペアワーク 必要なのは ペアエンド

-遺伝子の 巨大図書館 UCSC

-使用コドン 生物種により 違う組成

-ゲノムの中 隅の隅まで 知り尽くす

-複数の ゲノムを比較 進化見る

-類似性 気になるあの子は ほぼバナナ

-この授業 もうあと2回 信じられん


以下の写真は、ヒトの全ゲノム解析に使用されるイルミナ社製の次世代シーケンサー、NovaSeq6000です。

これは、2日間で最大6TBのデータを取得できる能力を持っています。



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