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2022年度生化学川柳第十三週目優秀川柳賞/2022Biochemistry Haiku prize week13

  • 執筆者の写真: nishinotatsuya
    nishinotatsuya
  • 2022年7月20日
  • 読了時間: 1分

先週はバイオシグナリングを学びました。

私達の細胞は外界の環境変化に対応するため、様々なシグナル受容経路を持っています。

このようなシグナル経路により、細胞の形態変化や遺伝子の発現誘導が行われます。

例えば一分子のエピネフリン(アドレナリン)のシグナルを受け取ると、

最終的に10万分子のグルコースとして応答されます。

もし間違ったシグナルを受け取ったり、

シグナルが来ていないにも関わらず応答が起こると問題が起こります。


例えばコレラの食中毒では、コレラ毒素によってシグナルが過剰反応を起こします。

これにより、細胞内の水分やイオンが腸管に放出されるため、ひどい下痢症状に繋がります。

毒素が分解されるまで下痢が継続するため、治療には水分やイオンの補給が必要です。


さて、先週の優秀川柳は以下の五句です。


–10万倍 エピネフリンから グルコース

–やる気出る シグナルはやく 出してくれ

–受容体 僕の気持ちも 受け取って

–追い込まれ 夢の中でも レーニンジャー

–川柳と もうすぐお別れ 恋しいな


いよいよ来週は期末試験です。

今まで学んだ生化学の知識を復習して臨んでください。





 
 
 

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