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2022年度生化学川柳第五週目優秀川柳賞/2022Biochemistry Haiku prize week5

先週はタンパク質の機能について学びました。


取り扱ったのはヘモグロビン、抗体、アクチン・ミオシンです。

いずれも生体内で存在量が多く、それぞれ基質結合、抗原結合、タンパク質結合を行う代表的なタンパク質です。

中でもヘモグロビンは体内の酸素を運搬するために不可欠なタンパク質です。

一個の赤血球細胞内には3億個のヘモグロビンが詰まっていて、それぞれが酸素の運搬を行っています。

肺では酸素濃度が高く、ヘモグロビンの酸素親和性が向上します。

組織では細胞活動によって酸素が消費され、溶存二酸化炭素によりpHが低下するため、

ボーア効果によってヘモグロビンに結合した酸素が放出されます。

ヘモグロビンは四量体を形成しています。

それぞれが協調的に働くことで肺と組織における結合と放出が行われています。

ヘモグロビン以外にも私達の生命活動には様々なタンパク質が関わっています。

タンパク質が生体内でどのように働いているかを知ることは私達の研究室のテーマの一つです。


さて、先週の優秀川柳は以下の五句です。


ATP 筋肉の中の 天の川

タンパク質 アラビア語では بروتين

ヘモグロビン あなた運搬 大好きねえ

母親は 胎児を優先 ヘモグロビン

リゾチーム 涙の中の タンパク質


来週も楽しみにしています。



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