2021年度第7回バイオインフォマティクス川柳優秀作品発表/2021Bioinformatics 7th week Haiku Prize
先週はメタゲノム、エピゲノム、パスウェイ解析を学びました。
環境中にどのような生物が存在しているかを解析するメタゲノム、
培養することなく次世代シーケンスによって網羅的に配列解析を行います。
解析する遺伝子ターゲットが決まっているアンプリコンの場合は、
多くの生物が共通に保有している遺伝子の配列を比較することで
どのような生物がどの程度存在しているかがわかります。
エピゲノムは、染色体を構成するヒストンの修飾状況やDNAのメチル化解析が主なターゲットです。
ゲノム配列が全く同じ一卵性双生児でも、エピゲノムの違いによって遺伝子発現パターンが異なります。
パスウェイ解析は遺伝子産物同士の関係や、代謝産物との関係をマップに表したものです。
全体を見ることで、個々の遺伝子の役割やお互いの関係がよりはっきりします。
さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。
先人の 恩恵あっての 解析だ
エピゲノム 染色体の 制御機構
メタゲノム 地中の情報 発掘だ
パスウェイを 使って発見 相互作用
世界へと 日本の技術 冴えわたる
下の写真は日本が世界に誇る京都大学金久研究室が維持管理している
バイオインフォマティクスデータベースKEGGです。
遺伝子の機能を調べる際には欠かせません。
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