2021年度第6回バイオインフォマティクス川柳優秀作品発表/2021Bioinformatics 6th week Haiku Prize
先週は転写と翻訳を学びました。
遺伝情報が細胞内で機能するためには、転写によってmRNAや他のRNAが作られて、
翻訳によってタンパク質が合成されます。
トランスクリプトームやプロテオームは、
いつ、どの遺伝子がどの程度転写、翻訳されたかをゲノムスケールで調べる手法です。
一昔前はマイクロアレイや二次元電気泳動が使われていましたが(今でも使用されます)、
現在では次世代シーケンスや質量分析へと変化しています。
また、感度も向上して、変化を1細胞レベルで捉えることが可能になっています。
これにより、これまで不明だった様々なネットワーク構造が明らかになっています。
さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。
Expasy 2文字抜けたら Easyなのに
慣れてきた データーベースの 扱いに
相互作用 入り組みすぎて 昼ドラか
様々な 分野で使う 二進数
洒落てるね ロゼッタストーン 解読だ
来週も楽しみにしています。
以下の写真は、大英博物館に展示しているロゼッタストーンです。
タンパク質や遺伝子の解析でも原理解明のため、同名の手法が使われています。
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