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2021年度生化学1生化学川柳第十二週目優秀川柳賞/2021Biochemistry1 Haiku prize week12

  • 執筆者の写真: nishinotatsuya
    nishinotatsuya
  • 2021年7月14日
  • 読了時間: 1分

先週は生体膜と輸送について学びました。

私達の細胞は脂質二重層によって外部と隔てられています。

そのおかげで細胞内に遺伝情報を維持し、様々なエネルギーを作り出すことができます。

しかしまた、膜で隔てられているため、周りの環境を検知して必要に応じてエネルギーを取り入れたり、

敵から逃げたりして変化に対応する必要があります。

この際、疎水性の脂質二重層は水溶性の糖やエネルギー物質であるATPを透過できないため、

膜に埋め込まれている様々な膜タンパク質によって運ばれます。

一方、疎水性のステロイドは自分自身で膜を通過することができるため、

細胞内にシグナルを伝えることができます。

細胞膜は主にリン脂質で構成されていますが、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸が結合し、

真核生物ではコレステロールも構成因子になっています。

さらにスフィンゴ脂質やスフィンゴ糖脂質なども含まれることから、

ひとえに脂質二重層と言っても非常に多様です。


さて、先週の優秀川柳は以下の5句です。


膜ラフト 多様な脂質で クラフトだ

プレニル基 悪りぃなお前 船降りろ

駅着いた 電車のドアは シンポーター

古細菌 ユニークさでは 負けないぞ

断面が ドーナツみたい リポソーム


来週も楽しみにしています。




 
 
 

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