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2021年度生化学1生化学川柳第三週目優秀川柳賞/2021Biochemistry1 Haiku prize week3

ゴールデンウィークのため2週間あいだが空いてしまいましたが、

前回はアミノ酸やペプチドについて学びました。


20種類のアミノ酸はいわばタンパク質にとっての50音やアルファベットです。

どのようなアミノ酸がどこに配置されるかで全く異なるものになります。

川柳は50音を使って17文字で表現されますが、

長さに制約のないタンパク質では20個のアミノ酸で驚くほどの組み合わせがあります。

最近メディアでよく取り上げられる新型コロナウイルスの変異株は、アミノ酸の1文字表記で表されます。

タンパク質を扱っている人にとっては馴染み深いですが、一般の人はとっつきにくいかもしれません。

たった一文字の違いで私達の免疫をすり抜けたり、感染力が拡大するのは脅威ですが、そこには必ず理由があります。

私達の研究室では、タンパク質中のアミノ酸一つ一つに着目して、それらが形や機能に及ぼす影響を調べています。

今後もタンパク質について皆様にわかりやすくお伝えしていきたいと思います。


前回の優秀川柳は以下の5句です。

カルボキシ基 濃厚接触 アミノ基と

アミノ基は アミンに比べて 弱塩基

ケラチンを 集めて硬し サイの角

変異株 一文字変われば また脅威

幸せな ときにはいつも オキシトシン


来週も楽しみにしています。




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