2019年度西野研実習/2019 Junior Student Lab Experiments
2週間にわたって3年生に向けた実習を行いました。
今年は学生が111名受講していて昨年よりもずいぶん増えました。
例年耐熱性タンパク質や糖結合タンパク質の精製を行っていますが、
今年度は新たに変異体を追加しました。
天然に存在する野生型タンパク質とそれにアミノ酸の変異を人工的に導入して一部の機能が失われた変異体の比較です。
初日には遺伝子をコードする塩基配列を渡してその塩基配列がどのような生物のどのような遺伝子をコードしているのか、
またそれが野生型なのか変異体なのか、もし変異体であればどの部分にどのような変異が導入されているかを調べました。
実習の取りまとめはM2の白濱くんが行い、D2の伊藤くんが実習概要を説明してくれました。
遺伝子解析ソフトの説明はM1の相澤くんが行ってくれました。
2日目はそれらのタンパク質を精製してどのようなタンパク質が含まれているかをみました。
3日目はDiscovery Studioという分子表示ソフトウェアを使って
タンパク質の立体構造表示と変異を導入した時にどのような変化が生じるかを学びました。
今回はM2の佐中くんが取りまとめて発表をしてくれました。
4日目と5日目は精製したタンパク質を使ってPCRやプロテアーゼ活性の評価を行いました。
6日目は得られた結果のプレゼンテーションと復習テストを行い、
今回実習で学んだことをきちんと自分たちの知識としてもらうように心がけました。
予選プレゼンテーションで優秀なプレゼンテーションは全員の前で発表を行い、表彰しました。