freeRコンテスト結果/Result of freeR contest
今日は三年後期選択科目「構造情報生物学」の最終講義です。
例年冬季課題としてタンパク質立体構造モデルの精密化を行っています。
立体構造の精密化ではfreeRという指標値があり、
この数値が低いほど実験データとモデル構造の誤差が少なくなります。
この数値はランダムでは50%ですが、精密化が進むほど低くなり、
20%台になると信頼度の高いモデルになります。
毎年freeRの値をどこまで下げられるかコンテストを行っています。
freeR値は簡単には下がらないので、タンパク質の立体構造ときちんと向き合わないといけません。
課題クリアのラインはfreeR値25%以下に設定しています。
時間も手間もかかる大変な作業で、ある意味実習のレポートよりもハードです。
(生物工学科で一番困難な課題だと思っています)
最終講義の後で、freeR値が最も低くなった5人を表彰しました。
昨年、一昨年のトップは21-22%でしたが、今年は20%を切るハイレベルなコンテストでした。